アニメビジエンス Vol.10

2016年冬号(2016年2月発行)

アニメの動画制作等に海外の現場を利用するようになり、日本国内での若手の人材不足が叫ばれるようになって久しい。それはそれで大きな問題ではあるが、昨今、制作現場のデジタル3D化などから、必要な人材にも変化が見られるようになってきている。作品製作において、現場の人件費が一番大きなウェイトを占めることは明白だが、新しい制作システムの中で、有効な人材を適材適所に配置できるか否かでビジネス自体が大きく変わってくると言える。今後のアニメ制作現場に必要な人材とはどんなスキルをもった人たちなのか、また人材育成の現状はどのようになっているのか? ビジネスからの観点も踏まえ、アニメ ビジエンスが探る! 第10号の表紙は、コザキユースケ氏が描く『攻殻機動隊』です!

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巻頭特集

これからのアニメ業界に必要な人材とは? ビジネス視点で見るアニメ業界の人材確保の未来

・次代を担うアニメ業界の人材とは?
 現場が求める資質と育成の方法論を考える
・デジタル化によって変わる「人材」と「経営」
 ──サンジゲン松浦裕暁社長に訊く
【サンジゲン──松浦裕暁】
・デジタルアニメ時代のプロデューサーに求められる資質とは
【ポリゴン・ピクチュアズ──守屋秀樹、西野 豊】
・次世代人材を育成せよ──産業化したアニメ業界で必要なのは
 「コミュニケーション力」と「汎用性」
【JAniCA──大坪英之/日本工学院専門学校クリエイターズカレッジ長──佐藤 充/他】

インタビュー特集

アニメビジネスの革新者が複眼思考で見つめる海外と国内

──プロダクション I.Gのバランス感覚
【プロダクション I.G──代表取締役社長 石川光久】

データ特集/アニビズデータバンク

【データ特集】アニメ産業希望者数と就業者の意識
・アニメ産業への就職希望者数の変化や志望動機をリポート

【アニビズデータバンク】
2015年10月〜12月期
・国内のTVアニメ、劇場用アニメ、OVAのデータを掲載

連載

クリエイターズVOICE:山﨑みつえ(アニメーション監督)
Check It Out! クリエイティブ・スタジオ:81プロデュース
アニメソムリエ・スワッチ(*1)の業界見聞録:カンロ
福井健策の著作権と法務とアニメ
丸山正雄(*2)のアニメバカ一代記【最終回】
武者慶佑の僕がイタイ
アニビズ・クロスオーバー:アニメジャパン法人化 アニメ産業と文化の拠点に
【新連載】Japanese Anime 定点観測 reported by Crunchyroll

*1:読売テレビ/プロデューサー・諏訪道彦
*2:マッドハウス/元社長