アニメビジエンス Vol.09

2015年秋号(2015年10月発行)

ジャパニメーションという言葉が海外で語られるようになったのは1990年代半ば。それから20年、日本のアニメはどのくらい海外に進出していってるのだろうか? アニメ製作自体が、まず国内でリクープ、次に海外というビジネスモデルで考えている作品もまだまだたくさんある。しかしネットの発達によって、以前よりもはるかに手軽に作品を海外へ出すことが可能になってきた昨今。パッケージビジネスの減速も含め、ビジネス構造の転換点が訪れているとも言える。この先の10年を見据え、各社は海外拡販に向けて、どのような戦略を練っているのだろうか? アニメコンテンツの海外向けビジネスの現状と将来について、アニメ ビジエンスが追う!第9号の表紙は、高田明美氏が描く「ガッチャマン」です!

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巻頭特集

次世代のコンテンツ・グローバリゼーションとは? 各社が考えるアニメーションの海外戦略

・日本のアニメをグローバル化させる扉はどこに!?
 そのポイントはやはり「ネット配信」にある
・「世界配信」は日本のアニメ業界を救うのか?
  ─Crunchyroll、Netflix 海外巨大資本の思惑
【Crunchyroll──クン・ガオ氏、Netflix──上木則安】
・マーケットインの発想で現地ニーズを直接汲む
  ─アニプレックスと講談社の海外戦略
【講談社──吉羽 治氏、Aniplex of America──後藤秀樹】
・海外向け配信の先に見据えるもの
  ─新生DAISUKI.netの目指すエコシステムとは?
【アニメコンソーシアムジャパン──鵜之澤 伸氏】
・森 裕治氏【特別寄稿】優位を失いつつある「アニメ」に近い将来起こりうるシナリオ 14

インタビュー特集

サンライズの映像制作から“はみ出す”生命力と質量

─映像制作にこだわらず、プロモーションやIPビジネスまで
【サンライズ──代表取締役社長 宮河恭夫氏】

データ特集/アニビズデータバンク

【データ特集】2014年度劇場用アニメーション総括
・2014年度の劇場用アニメについて興行収入をはじめとする各種データを掲載

【アニビズデータバンク】
2015年7月〜9月期
・国内のTVアニメ、劇場用アニメ、OVAのデータを掲載

連載

クリエイターズVOICE:吉浦康裕(アニメーション監督)
Check It Out! クリエイティブ・スタジオ:神風動画
アニメソムリエ・スワッチ(*1)の業界見聞録:アパレル・グッズ『earth music&ecology Japan Label』
弁護士・福井健策の著作権と法務とアニメ
【新連載】武者慶佑の僕がイタイ
【新連載】アニビズクロスオーバー:高知・まんが甲子園

*1:読売テレビ/プロデューサー・諏訪道彦